
CONSULTING
まだ言葉になっていない気配を拾い、関わる人たちの視点を一枚の地図に重ねます。仮説を小さく確かめながら、計画を現場で動く筋道へ翻訳。戦略・業務・テクノロジーを横断して判断の拠り所を整え、手戻りの少ない前進へ切り替えます。数値とストーリーの両輪で優先度を定め、合意の前提と判断基準を可視化して、迷いの摩擦を静かに減らします。

デジタルと体験の視点でビジネスを進める
デジタルは目的ではなく手段。私たちはまず、ビジネスの“何を誰にどう届けるか”を、CX(顧客体験)とEX(従業員体験)の両レンズで同時に見立てます。機能単位の最適化や見た目の刷新に留まらず、価値が滞らずに届く「流れ」を設計し、組織・顧客・現場の動線を一つのストーリーに束ねます。
さらに、意思・目標・指標(Why/What/How)を分解し、優先順位を数値と物語の両方で示すことで、意思がプロダクトまで自然に貫通する状態をつくります。

シームレスに前進を支える
上流と下流、経営と現場、ベンダーと内製――境界に摩擦は生まれやすいもの。私たちは、関係者の期待・役割・判断基準を早期に言語化し、決定のログを残しながら整合を保ちます。「何を、なぜ、今やるのか」を共有し、次の一手が自明な状態へ。
ファシリテーション/合意形成/意思決定の可視化をプロセスに組み込み、レビューは“確認会”ではなく“前進のための会”に変えていきます。

俯瞰と思考の両輪で構造を描く
サービスブループリントとカスタマージャーニーで全体像を俯瞰し、業務フロー・非機能要件・データの流れまで一体で整理。仮説→検証の思考で要所を絞り、背骨となる構造を定義します。
断片ではなく“面”で捉えることで、施策同士の依存や競合を早期に発見し、リソースの集中配分を可能に。結果として、設計は“実行できる設計”へと落ちていきます。

未来図を現実にする
未来の姿をロードマップとプロトタイプで具体化し、リスクはPoCやスパイクで小さく早く炙り出す。MVP→エンハンスのステップで学習を内蔵し、意思決定に必要な材料(効果・コスト・リードタイム・リスク)を透明化します。
机上の理想論ではなく、現実に機能する解へ。学びながら進む設計が、最短距離の価値提供を実現します。
発生する主な作業
- ・ステークホルダー/目的整理ワークショップ(Why/What/How の言語化)
- ・現状把握・一次調査(定性/定量)と課題仮説の作成
- ・CX/EX の並行見立て(ジャーニー/ペルソナ/ユースケース)
- ・サービスブループリント作成(フロー/役割/責任/非機能の定義)
- ・価値仮説と KPI/KGI の設定、指標体系の設計
- ・優先度付け(Impact×Effort など)とロードマップ策定
- ・要件定義(業務/データ/セキュリティ/法対応)の整理
- ・合意形成ファシリテーションと意思決定ログの運用
- ・プロトタイプ方針・検証計画(PoC/MVP)の立案
- ・ガバナンス/リスク管理体制(品質基準・レビュー)の設計